ごあいさつ

平素より東京東信用金庫をお引き立て賜り厚く御礼申し上げます。

令和5年度は、円安や物価高、人手不足、地政学的リスクなど、私たちを取り巻く環境は依然厳しい状況ではございましたが、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行したことにより、経済活動や社会活動が正常化に向けて動き出しました。このようななか、日本銀行の政策転換によりマイナス金利政策が解除され、「金利のある世界」に踏み出し、日本経済はデフレ構造からの脱却という重要な局面を迎えております。

ひがしんの役割は、いかなる状況においてもお客さまに寄り添いさまざまな変化に的確に対応し、地域経済やお客さまの生活の安定を金融面からしっかりとお支えし、その後の成長へとつなげていくことであると位置づけております。当金庫内外のさまざまなデータを効果的に活用することやデジタルテクノロジーを積極的に導入することによって、良質なサービスの提供やお客さまの利便性の向上につなげ、「金利のある世界」においても皆さまの信頼に応え、持続可能な地域社会の発展を目指してまいります。

令和6年度は、3か年中期経営計画「“つなぐ力”~つなぐ・つながる・つなげる~」の中間年度となります。厳しい経済環境に置かれている地域の中小・小規模事業者の皆さまに、資金繰りのご支援にとどまらず、皆さまの実情に応じた的確なご支援を、“つなぐ力”を発揮することで実現してまいりたいと存じます。

今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。

2024年9月

指針・方針・制度・規定について